みなさんは「人は話し方が9割」という本を読んだことはありますか?
こちらの本は2021年で年間ランキング1位で90万部を売り上げたベストセラーになった本です。
キンキラキンの帯までついて本屋の1番目立つところに平積みされていた本。
ぱらっと立ち読みしてみたら目次のラインナップがどれも興味深くて思わず購入してしまいました。
話し方ひとつで人生変わる?どれどれ、ちょっと読んでみようかな
という軽い気持ちでしたが、帰宅してすぐに読み始めたら
- わかりやすい!
- 読みやすい!
- 明日からすぐ実践したくなる!
とかなり実用的な内容に驚きました。
特に
人間関係や仕事でのコミュニケーションで悩みを抱えてる方
にはかなり大きな救いになるかと思います。
というわけで今回はこの本の魅力をまとめていきます。
少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
どんな人にも当てはまる悩みの解決法が全てつまっている
この本でわかることを具体的にあげてみると
- 簡単に話せるようになる3つのコツ
- 話の聞き方
- 相手の話を聞き出す方法
- また会いたいと思われる人の話し方
- 初対面の相手とも自然に会話ができる鉄板ネタ
- 人に嫌われる話し方とその共通点
- 悩んでる人の心を軽くして気持ちよく話してもらう方法
- 人を動かす人の話し方
- 人の叱り方、叱られた後にどうするか
- 目上の人から可愛がられる話し方、生意気だと思われる話し方
- 悪口や批判が趣味の人との話し方
- 苦手な人をかわす方法
- 運の良い人たちが使っている口癖
- 話し方が100%うまくなる究極のスキル
このように、様々な相手を想定した話し方と解決法が網羅的に載っています。
話し方ひとつ取っても相手のいる状況や立場によって話し方に種類があるので、それに適応した話し方が必要になるわけです。
この一冊を読めばどんな人からも好かれ、嫌われない話し方ができるようになります。
ここで誤解しないでいただきたいのが、本書で紹介しているのは言葉のテクニックというよりも相手への接し方についてという事です。
会話とは自分をよく見せるものではなく相手に関心を示すこと
私はこの本のタイトルを見たときの印象が
「あ、会話のテクニックを教えてくれる本なのかな」
と「話し方のHow to本」を想像していました。
しかし本文の中にあるとある文章を読んでそれは正反対だと知りました。
この本でとにかく強調していることは
「話の聞き方が重要」
ということ。
なぜ「話す」より「聞く」ほうが大事かというと、
・人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる
・人には誰しも認めて欲しい・関心を持って欲しいという欲求がある=相手の自己重要性を高めるのに最も有効なのが、「聞き方」をマスターすることなのです。
つまり会話とは
「自分を知ってもらう事」ではなく「相手に関心を持ち共感すること」
という事なんです。
職場にいる誰とでも仲が良くて人気のある先輩を思い出しました。
その先輩は私と仕事が一緒になるといつも私のことに興味を示してくれました。
どんな内容の話でも「そうなの?」「すごいね!」「面白そうだね!」と反応してくれ、それが気持ちよくて更にどんどん話をしたことを覚えています。
つまり会話で重要なのは
「相手に関心を示し情報を引き出す事」
なんです。
自分の言葉は自分を形成している
この本で1番印象だったのは
「自分の言葉を1番聞いてるのは自分自身」
というフレーズ。
この文章を読んでハッとさせられました。
誰かの悪口をいったり仕事の愚痴を言ってる時って大抵その後もうまくいかないことが多く、無理してでも前向きな言葉を言うとストレスが軽くなることがよくあります。
自分の環境を良くするのも悪くするのも他人ではなく自身の発言なんです。
些細な事ですが相手に何かをしてもらったときにお礼を言うこともそのひとつ。
「いい言葉を口にする、口癖にすると言うことは精神衛生上、もの凄くプラスの効果があるのです」
どんな些細なことでも感謝の気持ちを忘れず相手に「ありがとう」と言ってみるということですね。
1番気がついた事
この本の中ではシチュエーションに応じて具体的な返し例がたくさん載っているのですが、それは会話のテクニックを覚えるのではなく
人への接し方と自分のあり方
について考えさせられました。
こう話したらこうなる、ではなくこうゆう考え方をすれば相手や自分のためになる、という事です。
考え方が変わると発言や話の聞き方も変わりそこから人間関係がよくなり人生が豊かになる。
人生において一番基本的であり重要なことを改めて考えされられました。
今すぐ実践できる事をまとめてみた
というわけで本書を読んで今すぐできそうな事が何か考えてみました。
- 聞くことに集中する
- 拡張話法のフレーズを覚える
- 3つのリアクションを意識する
- しくじりリストを作る
読み手によって実践してみたい部分は変わってくるかと思いますので、未読の方はぜひご自身で読んで確認してみてください。
絶対に買って損はない1冊かと思います。
私もこの本で得た思考と話し方でこれからはより良い人間関係を築いていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。