インスタで絵の投稿をしている人(以下インスタ絵師)を狙った詐欺DMが流行っているのはご存知でしょうか。
詐欺だと全く気がつかないような内容で、実際にお金を払ってしまったりアカウントを乗っ取られた方も少なくないようです。
私もインスタに絵の投稿をし始めて数ヶ月経った頃、詐欺のDMが届くようになりました。
最初はまさか詐欺だなんて思わず真摯に対応していたのですが、やりとりが進むうちに不審に思い詐欺目的のDMだと気がつきました。
また同時期に友人(インスタ絵師)も別のやり口での詐欺に出くわしたようで、
「インスタ内には絵師を狙った詐欺が横行してるんだな」
と少しずつインスタ詐欺の実態に気がつきました。
そこで今回は同じような被害者が増えないように、今回ブログとしてまとめてみました。
- インスタで絵を投稿している
- どんな詐欺があるのか事前に知っておきたい
- 実際に詐欺DMが来た時の対処法を知りたい
という方はぜひ参考にしてください。
インスタ詐欺例①コミッションの依頼
まず1番よくある例がコミッションを依頼してくる、という手口です。
コミッションとは…絵の有償依頼のこと。
絵師に絵の制作依頼をし、その作品にお金を払うことです。
普通なら絵師側が依頼者にお金を払うことはありません。ではどのように詐欺に発展するのでしょうか。
詐欺の手口
ではどのような手口でお金を請求されるのでしょうか。
実際に送られたDMの内容を参照にしながら説明していきます。
①ペットのイラストを描いて欲しいと依頼がくる
②ペットの写真と一緒に希望金額(300ドル)を提示してくる
③ペイパルのアカウント情報を聞いてくる
④ペイパルの公式と思われるアドレスからセキュリティメールが届く
簡単に翻訳すると
あなたは依頼者から300ドルの支払いを受けました。
しかしあなたのアカウントのステータスがビジネスユーザーではない為、入金する為に制限がかかっています。
アカウントの制限が拡張されるまでアカウントに入金することはできません。
制限を拡大するには、以下の方法で対応が必要です。
・依頼者に連絡してアカウントに追加で200ドルの支払いをしてもらい、アカウントの制限を拡大してください。
これが完了するとすぐに合計500ドルがあなたのアカウントに入金されます。
・依頼者があなたに入金した後、あなたは200ドルの返金をする必要があります。
「service@intl.PayPal.com・servingpaypal.co.nzd@gmail.com」
というアドレスで届くので公式からのメールと勘違いしてしまいそうですが、これは詐欺メールです。
ペイパルのマイページにはメールは届いておらず、インスタのDM内でも違和感のある箇所があり詐欺だと気がつきました。
対処法
もし依頼者とすでにやり取りをしていた場合は電話がかかってくる場合があるそうなので、必ずブロックをしてください。
まだ返信してない場合は無視で大丈夫です。
コミッション依頼DMは恐らくインスタで1番多い詐欺案件で、投稿数が少ない絵師が狙われやすいかと思われます。
ちなみに海外向けイラストコミッション専用サイトもあるので、本気で依頼した方がいつ現れてもいいように登録をして専用サイトに案内する、というのもありでしょう。
(※Deviant ARTなど)
インスタ詐欺例②NFTアートの販売依頼
次に多いのがNFTアートの販売依頼です。
NFTとは…代替不可能なデジタルアートを差します。いままでは無断コピペを防ぐことができなかったのですが、NFTアートはデータの中に特殊なプログラムが組まれているのでたった一つのデジタルデータとなっています。
このNFTの出現によりデジタルアート作品もアナログ作品同様に一点ものとしての取引ができるようになりました。
しかしまだまだ浸透率は低く、ハードルを高く感じる方も多いのではないかと思います。
そんな絵師を狙った詐欺がこのNFTアートの販売依頼です。
詐欺の手口
①まずDMにNFTアートの販売依頼のメッセージが届きます。
②さらにNFTアートの販売方法の説明、登録のやり方等の説明を送ってきます。
③最終的にNFTアートの販売ができるサイトURLを送ってきます。
このサイト「Stratton-nft.com」は詐欺サイトで、もしアクセスすると足跡がつきこちらのアカウント情報などが漏れる原因となります。
対処法
対策URLに絶対アクセスしないこと。
こちらが返信しない限りしつこくメッセージを送ってくることはありませんが、とにかく無視をしてください。
実際にNFTアートの販売を始める場合は「overseas」が世界的に1番大きいサイトです。
日本人アーティストも多く販売されてるので安心でしょう。
NFT業界は今後どんどん身近になってきますので、今のうちから準備して知識をおくのもアリだと思います。
インスタ絵師を狙ったの詐欺DMまとめ
今回の記事では実際に体験したインスタ絵師を狙った詐欺DMについてご紹介しました。
インスタグラムは絵師にとってビジネスチャンスの場ではありますが、同時にカモにされる可能性も大いにある場です。
ポイントをまとめると
- 何かを依頼されたらまずは詐欺を疑う。
- TwitterやGoogleで同じようなDMを受け取った人がいないか探す。
- もしいなくても怪しかったら無視。
しっかり対策をして、アカウントが乗っ取られたりお金を取られることのないよう注意しましょう。
本記事が参考になれば幸いです。
ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。