イラストを描くのは好きだし色ぬりも好きだけど色選びがわからない・・・
インスタでおしゃれなサムネを作りたいけどイメージ通りにならない・・・
可愛いカラーパレットを見つけたけどうまく作品に落とし込めない・・・
作品作りにおいてそんな壁にぶつかった事はありませんか?
実は私も色選びには全く自信がなく、自分の描くイラストを見ても「なんか色味がダサいしワンパターンなんだよな・・」とモヤモヤしていた時期がありました。
あらゆるカラーパレットのフリーサイトやデザイン入門の本を読んだのですが
「これ!こうゆう本が欲しかった!」
と出会ったのがこの「配色アイデア手帖」です。
もう本当に素晴らしい本です。愛用してます。
本記事では本著のここが良かった!というポイントをご紹介していきます。
同じように配色デザインで悩んでる方の参考にしていただけましたら嬉しいです。
色のテーマが写真や文章と共に載っている
この本の最大の特徴が
色テーマに合わせて写真や文章など具体的な情報が一緒に掲載されているということ
です。
これがどうゆう事かというと
・自分の作りたい作品のイメージが膨らみやすい
・アイデアがポンと閃くことがある
ということです。
カラーパレットだけが単体で載っていても実際に自分のイラストに落とし込んでも「なんか違うな・・・」と思うことがよくあったのですが、本著の場合はパレットの具体的なテーマの説明があるので
- 作品にはどんなイメージを持っているか
- 見てもらう人にどんな印象を持って欲しいか
- を再確認することができるのです。
例えばこのページ
タイトルに「ビジネスウェア」とある通り写真やイラストにはスーツやネクタイが載っています。
もし自分の描いてるデザインが男性向けでビジネスに関係するものであればこのパレットがかなりイメージに近い、ということになります。
更にこのページ、
タイトルに「乙女の祈り」とある通り女性から好まれやすいパレットということがわかります。
インスタグラムの画像を作るときの参考にもできそうですよね。
こういった性別ごとのテーマ以外にも以下のようにパートが分かれているので、確実に自身の作りたいイメージにあったものが見つかります。
- カジュアル・アクティブ・ポップ
(陽気な・楽しい・活動的なイメージ) - ロマンティック
(可愛い・優しいイメージ) - ナチュラル
(安らぎの・リラックスした・自然なイメージ) - フレッシュ・クリア
(新鮮な・透明感のある・清々しいイメージ) - エレガント
(洗練された・気品のある・上品なイメージ) - ゴージャス・ラグジュアリー
(豊かな・華やかなイメージ) - ダイナミック・エスニック
(大胆な・民族的なイメージ) - クラシック・シック
(伝統的な・信頼のおける・渋いイメージ) - ミステリアス
(神秘的な・空想的なイメージ) - シャープ・モダン
(かっこいい・近未来的なイメージ) - カラフルワールド
(日本の色・世界の色) - カラフルヒストリー
(歴史と流行色・絵画の色) - レインボー・カラーパレット
(色相別の配色)
パレットの使用例が多くわかりやすい
更に本著のすごいところはパレットの使用例が多いという事。
どの色をどんな割合でどんな柄を入れたらどう見えるのか、パレットから2色で作った場合や3色で作った場合などと具体的な例が1テーマにつき21種類あるので、更に具体的なデザインを絞り込むことができるんです。
選んだ色は可愛いのに、いざデザインにしてみるとなんか違う・・・
そんな経験をした事のある方はいらっしゃるかと思います。
その「なんか違う」原因の多くは配色の割合にあります。
カラーパレットのフリーサイトには「色の使用例がない」のでどんなに素晴らしい組み合わせのパレットでも適当な割合で色を使ったら思い通りの作品はできません。
しかし「配色アイデア手帖」には具体的な色の使い方や配色の割合が載っているので失敗する可能性がグンと低くなり、むしろかなり具体的なイメージがしやすくなるんです。
本を眺めてるだけでもワクワクする
イラストを描いてるとモチベーションが下がる事はよくありますよね。
そんな時私はこの「配色デザイン手帖」をよく眺めます。
眺めてるだけでワクワクするのと脳に良い刺激とインプットを与えてくれるので、疲れてる日もなんだか適当にパラパラめくってしまうんですよね。
具体的に良かった体験談としては、
- 以前までは興味を示さなかった色テーマを見て「この配色なんかいいな・・・」と思うようになる
- 「あ、このテーマでこんなイラスト描きたい」と刺激を受けたりアイデアが湧いてくる
本著はただの配色デザインの資料ではなくアートブックやコンセプトブックのようなものに近いのだと個人的には思います。
お金を払って手元に置く価値がある!
今まではフリーサイトを見漁って色選びをしていましたが、本著を買ったことで気づいたのが
フリーサイトのカラーパレットはある程度デザイン経験がある人が使いこなせるもの。
・・・かもしれない
という事。(個人の解釈です)
色が並んでるのを見ただけで「こうゆう割合で配色したらいいかな」とイメージが湧くか湧かないかは経験の有無で差が生まれると思っています。
(元々センスのある人はまた違うかもしれませんが)
そして初心者の私はイメージが湧かず失敗することがほとんどでした。
そこで本を買って勉強するに至ったのですが、一番思った事は
有料の資料でちゃんと勉強することで配色デザインが以前よりも理解が深まり、好きになった!
ということです。
ちゃんとした資料があるだけでモチベーションになりますし、「有料の資料で得た知識なんだからいいものが作れるはず!」と自信にも繋がりました。
配色デザインはセンスも必要かもしれませんが、最も大事なことは
- たくさん作品を作る事
- 良い作品や有益な資料をたくさん見る事
だと思っています。
その上でこの「配色デザイン手帖」はすべてのクリエーターさんや作家さん、そしてデザイン初心者の方におすすめしたい最強の1冊です。
ぜひお手にとってその価値を実感していただけたらと思います。
こちらの記事が少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
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おまけ:「配色アイデア手帖」を参考に作ったイラスト
おまけになりますが「配色アイデア手帖」のパレットを参考に作ったイラストを載せさせてください。
ほんの一部ではありますが、こちらは全てイラストACに登録したフリーイラストになります。
もし良かったらダウンロードしてください。
とても喜びます。
※ダウンロードには以下のリンクから無料登録が必要になります。
どうぞよろしくお願いいたします。
それではまた次回!