同人活動を本格的にやろう!と思ったのは2021年の2月末。
現在ハマり中のジャンルのプチオンリーに売り子として参加したのがきっかけでした。
それまで一度も同人誌を作った経験はなく、できるだけ赤字を抑えられる会社がいい!と思い低価格で発行できる印刷会社を調べまくりました。
そこで行き着いたのはおたクラブ。
その後もおたクラブで数回ほど発行しましたが、初心者の私でも問題なく現在進行形で利用させていただいてます。
今回はそんな同人初心者の私がおたクラブで1年で4冊発行してみてのレビューをまとめてみました。
もしおたクラブをこれから利用してみようかなと悩んでる方の参考になれば幸いです。
目次
★おたクラブのよかった所
①コスパ&少部数印刷が最強すぎ
前述のとおり、おたクラブを選んだ最大の理由は価格面では業界で1番と言えるほど安いこと。
多くの印刷会社は発行部数を多くしないと大赤字になってしまう価格帯なのでかなり気がひけてしまっていたんです。
しかしおたクラブは10部からの少部数印刷が可能な上、金額もかなりお手頃という所が(8pの内容なら10部で3000円ほど)他社にはない1番の魅力ポイントかと思います。
②取り扱ってる紙(とくに表紙)の種類多すぎ
おたクラブが取り扱ってる紙の種類は30種類もあり、他社では扱っていない紙も多くあります。
また、現在(2022.3)有償見本キャンペーンという1500円で自身のイラストを30種類の紙に印刷してもらえるという素晴らしい内容のキャンペーンがあります。
実際に触ってみることで本のイメージがつきやすくなるのと、他社で扱ってる紙も含まれていますのでおたクラブで発注するつもりがなくても注文して損はありません。
有償見本キャンペーン
ただし、こちらの有償見本キャンペーンは制作に2ヶ月かかるのでお急ぎでないならぜひ発注することをお勧めします!
③RGB印刷がありがたすぎ
RGB印刷って・・・何?
同人誌のカラー印刷には2種類あり、
・RGB印刷
・CMYK印刷
印刷会社によってどちらかに分かれます。(両方対応してるところもあり)
ざっくりとした違いはというと再現できる色の範囲です。
RGB→再現できる範囲の色が広い
CMYK→再現できる範囲の色が狭い
iせっかくデータ上で思い通りのイラストが描けても、CMYKで印刷するとくすんだ色味になってしまいイメージ通りの出来にならなかった、なんて事もあります。
photoshopやクリスタで変換する事はできるみたいですが、変換したときに思い通りの色味でなかったら塗り直しになります。
変換する知識も技術のなかった私にとってRGBで印刷対応してくださったのはかなりありがたかったです。
★おたクラブのよくない所
正直メリットしかないのですが、気になった所が数点ありましたのでまとめてみます。
①カートの商品が消える
まずおたクラブで本やグッズの発注をする際にはアカウント登録が必要です。
アカウントを登録するとマイページにて発注関係やカートに入ってる商品の情報を見ることができるのですが、カートにいれた商品は一定時間が経つとカートから消えてしまいます。
この現象は
・おたクラブ以外のページから一定時間離れた時
・ログアウトした時
・ipadをスリープした時
など様々な場面でおきます。
楽天やAmazonのように「あとで買うからとりあえずカート入れとこ」の感覚でカートに商品は入れてしまうと、せっかく入稿作業まで終わってた商品も一から最初からやり直しになってしまいます。
私は30000回くらい入稿作業を無駄にしました
なので
入稿作業をしたらすぐ発注!
途中で別の作業をはさまない!
という事に意識していただけたらよいかと思います。
②紙やグッズの品切れが多い
これはおたクラブが多くの種類の紙やグッズを扱っているから仕方のないことだとは思いますが、公式Twitterでよく在庫切れのツイートを見かけます。
どうしても使いたい紙やグッズがある場合は公式ツイッターを逐一確認することをおすすめします。
※ちなみによく使用される紙(本文紙だと上質紙やコミック紙、表紙だとハイマッキンレーポストあたり)は基本在庫切れしてません。
③原稿のテンプレートがシンプルすぎる
原稿のテンプレートとは、データを作る際の目安にするためのフォーマットを指します。
これは他社でもおたクラブでも無料ダウンロードすることが可能なのですが、おたクラブのテンプレートは他社に比べるとかなりシンプルということです。
というかシンプルすぎてむしろ使いにくい、、(小声)
個人的に初心者の方が原稿を作るなら栄光のテンプレートを使うことをお勧めします。
株式会社栄光のテンプレートはこちら
★おたクラブを利用してみての感想
というわけで一年おたクラブを使ってみての感想をいい点と悪い点でまとめてみました。
おさらいすると
いい点
・コスパと少部数印刷が最強
・取り扱ってる紙の種類が最強
・RGB印刷に対応
悪い点
・カートの商品が消える
・在庫の品切れがおおい
・テンプレートが使いづらい
気になる点はままありますが、それ以上に価格以上のクオリティの本を最少10部から作れるのはかなり魅力的ではないでしょうか。
2021年に店舗のリニューアルがあり、今後もさらに多くの方から愛される会社になってほしいです。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
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