クリスタを使ってみたいけど、すごく難しそう・・・
でもみんな使ってるし、すごくお勧めされるから気になってる・・・
お絵かきアプリの中でもダントツでユーザー数が多いのが「CLIP STUDIO」通称「クリスタ」。
メディバンやアイビスの無料アプリと比べるとクリスタは有料プランのみとなり、機能がありすぎてハードルを高く感じる方も多いと思います。
本記事では実際にクリスタを使って1年で同人誌を3種類発行した筆者が感じた
クリスタのメリット・デメリット
についてご紹介いたします。
クリスタへの移行に悩んでる方やクリスタの機能が気になる!という方の参考になれば幸いです。
目次
クリスタを使ってみたデメリット
まずはデメリットからご紹介していきます。
初期設定が面倒
クリスタをダウンロードしたらすぐにお絵かきを始めたいところですが、初期の画面配置はどこに何があるのは分かりにくくとても使いにくい状態になっています。
自身の使いやすいように自由にウィンドウの配置をする事ができるのがクリスタの1つのメリットですが、この設定がやや面倒でした。
もちろん使い慣れればかなり効率よく作業が進められるので、この画面配置は自身で色々試してみてください。
ちなみに私はこちらの動画を参考に初期設定をしました。
コマンドやウィンドウが多すぎて操作が難しい
クリスタの1番のメリットでありデメリットなのが機能の多さ。
しかしコマンドやウィンドウが多く専門用語で溢れており、どこの何を選択したら思い通りの操作ができるのかが最初にぶつかる壁かと思います。
漫画を描く場合とイラストを描く場合で使う機能が変わってくるので、最初はとにかく検索をしながらどんどん操作をして配置や機能を覚えていきましょう。
ちなみに漫画の描き方についてはこちらの記事でご紹介しています。
筆圧調整が難しい
クリスタに移行する前は基本的にメディバンで漫画を描いていたのですが、メディバンの筆圧感知に慣れてしまっていた為クリスタ使用開始時は筆圧感知にかなり違和感がありました。
クリスタではかなり細かく筆圧調整ができる事が大きな特徴ですが、この調整がなかなかうまくいかず時間がとにかくかかりました。
筆圧感知にこだわりのない方や他のお絵かきアプリの使用回数が少ない方であれば特段気にする必要はないかと思いますが、こだわりの強い方や他のアプリを長期間使っていた方は少しストレスに感じるかもしれません。
クリスタを使ってみたメリット
続いてクリスタを使ってみて感じたメリットについてご紹介します。
とにかく1番感じた事が
作業効率が上がり、短時間で多くの原稿を作成できるようになった
という事です。
実際メディバンで原稿を描いていた頃は30Pの同人誌を完成させるために2ヶ月はかかっていましたが、クリスタだと1ヶ月半ほどで完成ができました。
では具体的にどのような機能が作業効率を上げたのでしょうか。
具体的にご紹介していきます。
ブラシやトーンの種類が多い
なんと言っても私がクリスタに移行した1番の理由がこちらです。
ブラシと聞くと「線を引くツール」と思われるかと思いますが、クリスタの場合は
・線を引くだけでエフェクトが描けるブラシ
・丸で囲むだけで集中線が描けるブラシ
・はみ出さずに塗れるブラシ
と言った様々な種類のブラシがあるので、細かな作業を減らす事ができます。
こう言ったブラシは「CLIP STUDIO ASSETS」という専用サイトで無料でダウンロードする事ができます。(課金が必要なものもあり)
ブラシの種類は日々増えていくので、自身にあったものを探してどんどん取り入れていくことができるのは素晴らしいですね。
コマ枠フォルダーで修正いらず
こちらは原稿制作時に1番驚いた機能になりまして、「コマ枠フォルダー」というものを使うと枠外にある描画が表示されなくなります。
メディバンでは枠外にはみ出てしまった線は手作業で修正する必要があり、それがタイムロスになる事も多かったのですがこの「コマ枠フォルダー」のお陰でその時間が一切なくなりました。
パース定規がかなり優秀
メディバンにもパース定規はありますが使いこなすのは本当に大変でした。
アイビスで背景だけ描いてメディバンに貼り付けるという手法で描いていましたが、アイビスのパース定規も画面の縮小に限界があり大まかなパースでしか作成できない事も多々ありました。
しかしクリスタのパース定規は
・2点パースと3点パースから選べる
・操作が簡単なのでパースをしっかり取ることができる
ということでかなり重宝しています。
複数ページ管理ができる(EX版)
クリスタにはPROとEXと2種類のプランがあり、EX版には原稿制作にはかなり有利な機能がついています。
その中でも「ページ管理」の機能がかなり便利で、その名の通り制作中の原稿をまとめて管理することができます。
ページの配置が分かりやすくなり、一括保存もできるので入稿時のミスでありがちな
・右ページと左ページの位置を間違えた!
・1ページだけ原稿の設定を間違えてしまった!
という失敗が一切なくなります。
PRO版とEX版で料金が変わりますが、もし漫画制作をメインに考えている方はEX版を確実にお勧めします。
・「PRO」→月額480円(年額2800円)
・「EX」→月額980円(年額7800円)
クリスタのメリット・デメリットまとめ
本記事ではクリスタを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットについてご紹介いたしました。
機能が多くて操作が難しい・使いこなせるか不安と感じる方も多いかと思いますが、私自身何も知識がないまま移行しましたが1ヶ月ほどで慣れてくるようになりました。
同人誌を作りたい方や、将来絵や漫画に関わる仕事がしたいと考えてる方はぜひクリスタをお勧めします。
同人誌やクリスタについてのご相談やご質問は「お問い合わせ」からお気軽にどうぞ!
どんな事でも力になれたら嬉しいです。
それでは最後までご覧くださいましてありがとうございました。
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