ハマりすぎて毎日観てたら考察のメモが溜まってきたのでまとめます。
そろそろ5周目に突入しそう。
ネタバレごりごり含まれるのでご注意。
保険をかけるわけじゃないけど考察というより「これってこうじゃねぇ?」みたいなノリで書いてるので長い目で読んでいただけたら嬉しいです。
目次
競馬の暗示
第一話の最初のシーンで、主人公・ギフンは競馬をしにいく。
イカゲームの中で参加者が「競馬」と例えられるシーンがあるので、この伏線という事になる。
また、ギフンが観てるレースの馬の順位の番号はイカゲームで最後に残る3人の番号と同じである。
- ギフン→456
- ソンウ→218
- セビョク→067
カルメ焼き
2番目のゲームはカルメ焼きの型抜き。
初めに4つの絵柄から好きなものを選ぶ。
まる、三角、星、傘
ここで主人公のギフンは傘の絵柄を選ぶ。
それは
”子供の頃傘をよく壊すしてたから母親から壊れた傘しかもらえなかった。ちゃんとした傘を持つのが夢だった。”
という理由からだった。
しかし結果的に傘は1番難易度の高い記号であり、制限時間内に型を抜くのは容易ではない。
クリアは絶望的だったのだが、ある事がきっかけでギフンは無事クリアする。
それは顔から滴る雫(汗)がカルメ焼きにかかるという描写である。
水分がカルメ焼きを溶かすということに気がついたギフンは、裏側をひたすら舐め続け型取りに成功する。
これを観て私はあるギフンの描写を思い出した。
- 友人や元妻のもとへ母の入院代を仮に行くシーン
- イルナムと再開し、酒を飲んでるシーン
- 最終話でイカゲームをするシーン
これらのシーンは全て雨が降っているのだがギフンは傘を持っていない。
そしてギフンが感情的に追い詰められているシーンでもある。
傘を持たないびしょ濡れのギフンが傘を選び追い詰められたからこそ、カルメが水に溶ける性質と気がつき危機的状況を打破したのだ、と捉えた。
カンブ
4つめのゲームはビー玉。
パートナーを1人選び1vs1の対決となる。
相手のビー玉10個を全て奪ったらクリア、奪われた側は脱落となる。
舞台は夕日に包まれたどこか懐かしい雰囲気の路地裏なのだが、夕方はかたわれどきとも言われるので2人の対決を表しているのだと思う。
ここでイルナムが自分の上着(001番)をギフンであげるのは彼を守りたかったからなのではと推測する。
飛石わたり
普通のガラス面と強化ガラス面を見極めながら、飛石のように1人ずつ渡って行くゲーム。
このゲームでは人間と動物の立場が逆転した描写になっている。
舞台セットはサーカスのテントのようになっており、参加者は裸足になり前の者が進んだ道を真似して進んでいく。まるで動物の群衆心理のように。
そしてそれを見るVIP達は動物の被り物をし酒を嗜み上等な服を纏い、人間をモチーフにした家具を使っている。
どの参加者が勝つかを賭ける動物の形をしたVIP達、ゼッケンをつけた競走馬のような参加者。
目の前の賞金目掛けて飛び石を渡る参加者を本能のままに動く動物に例えているのだろうか。
壁のピクトグラム
残り3人になったところでベッドも3つになり、壁に描かれているピクトグラムがこれまでにやったゲームだった事がわかる。
第1話ではベッドが壁を覆い絵柄の存在がほとんどわからなかったのだが、徐々にベッドが減ることで気がつくようになってる仕掛けなのだ。
これはお金のことしか考えず周りを見ていない参加者を表現しているのだと思う。
フロントマン
少し遡るが第5話で医者がゲーム内容を予め知らされてたということに対してフロントマンは制裁を与える。
ここでゲームの平等さを強調しているセリフがある。
これはきっと自分が不平等な扱いをたくさん受けてきたのではと推測した。
そもそも、フロントマンは以前のイカゲームの参加者であり優勝者だ。
つまり以前はお金に困っていた事がありゲームに参加したということになる。
ここは私の予想なのだが、きっと兄の自分よりも弟の方が大切に育てられたのではないかと思う。
それはそれぞれが使う”電話”の描写から推測ができる。
弟=スマートフォン
兄=古いボタン式電話
兄よりも弟の方がお金をかけられ上等なものを与えられて育てられたのではないか。
そして弟は警察官になり、自分は生活困窮者になった事に対しての劣等感を感じまた自分の人生の不平等さを憎んでいたのではないか。
だからあそこまで平等を守らないものたちへあそこまで怒ったのではないか。
きっとこの部分はシーズン2(あると仮定して)で掘り下げがあるのではないかと期待する。
イルナムがギフンを勝たせてあげたかった理由
最終話でギフンとイルナムの対話のシーン。
人を純粋に信じるギフンがきっと羨ましかったのではないかと推測。
仕事が金貸しというイルナムだが、きっと多くの裏切りにあい人間を信じられなくなったのではないか。
ギフンはデスゲームの最中でも老人である自分を気にかけ、ゲームの中断を誰より先に決断し仲間を信じ人の心を持ったギフンが眩しく見えたのではないか。
だから最後にギフンを勝たせることにより自分が黒幕と明かし、人を信じても最後には裏切られることを教えたかったのかもしれない。
だから病室であのゲームをし、それを証明したかったのだと思う。
結果的にギフンが勝ったことを知らずに永遠の眠りについてしまったのはとても切ない。
最終話のその後考察
最終話のラストシーン。
ギフンは娘に会うために空港へと向かっていた。
その途中でメンコの男に会い、次のイカゲームが始まることを知る。
そしてイカゲームの名刺の番号に電話をし飛行機に乗らずに引き換えしてくる。
本編はここで終了しエンディングとなる。
この後イカゲームにまた参加することになると思うのだがフロントマンとの対決、もしくは自分がフロントマンとなりゲームの阻止をするのではないかと推測する。
棺桶のリボン
この棺桶はプレゼントの箱をイメージしてるのではと思う。
ストーリー内でちょこちょこ出てくる「チャンスは授かりもの」というセリフがあるように、
「このゲームに参加することも脱落し死ぬこともイカゲームの主催者からのプレゼント」
という現れなのだろう。
イカゲーム考察まとめ
何度観ても新しい発見をするイカゲーム。
まだまだ観続けていくので何か発見があったら随時書き足していきたい。
最後まで読んでいただき感謝です。